石持浅海 人面屋敷の惨劇

人面屋敷の惨劇 (講談社ノベルス)人面屋敷の惨劇 (講談社ノベルス)
(2011/08/04)
石持 浅海

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東京都西部で起きた連続幼児失踪事件の犯人と目されていた土佐という男の家(人面屋敷)へ被害者家族の6名が乗り込んでいく、という設定です。被害者家族の一人藤田が土佐を殺し、藤田は他の者達によって身柄を拘束されます。そして、いつの間にかその藤田も殺されていた。さて、犯人は?

読みやすく、なかなか面白かったと言えるでしょう。綾辻行人の「館」シリーズよりは面白かった。しかし、登場人物の心理描写に深みがないような感がありました。

以下、しっくりこない点の一部を挙げます。
①犯人と目された土佐が、どういう理由で幼児を誘拐し、どういった経緯で疑われだしたのかがラストまで分からなかったこと
②土佐に育てられた亜衣という女の子がいて、やたらと「土佐に育てられたのだから」(常人とは違う考え方であっても当然だ)的な記述が出てくるのですが、土佐の狂気ってやつがその時点では明らかではない(最後の方である女の子を描写したスケッチブックからその狂気は伺える)。
③被害者家族の秀一が敵対するはずの土佐の娘亜衣をあっさり味方につけるのですが、どうしてそんな簡単にいったのかが不明(最後にその理由は明かされる)。
④被害者家族らがダイニングキッチンや玄関の搜索は、土佐のプライバシーの侵害にならないと考えていること。
⑤土佐の娘亜衣が、「あなたたち6人を殺人の共犯だと証言する」とか書斎の本を散らかしていたことをもって「窃盗目的だと警察に証言する」などと言って、ある意味被害者家族らを脅すのが、解説するのも面倒くさいほど馬鹿馬鹿しい。

という訳で、読んでいる途中ではしばしば「?」が頭に浮かびました。いや、面白かったんですけどね。 

犯人はこいつ↓
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